ポンド円の特徴をご存じですか?
今回はポンド円の特徴を「おさらい」も兼ねてまとめました。
本記事を理解することによってポンド円トレードに必要な基礎を身に着け、ポンド円の取引手法も自ら構築することができるようになります。
簡単な手法も載せてみましたので興味がある方はお付き合いください。
ポンド円の特徴3選!
ポンド円の特徴を理解することで、大負けを抑止し、時に大勝ちを狙える思考を身につけます。
特徴を理解してから具体的なトレード手法を身につけます。
まずはポンド円の特徴3選がこちら。
1.ボラティリティが大きい
2.欧州時間から大きく動きやすい
3.日本円やポンド絡みの他通貨ペアと揃って動くことがある
1.ボラティリティが大きい
2024年5月のポンド円1日あたりの平均ボラティリティがこちらです。
ポンド円の平均ボラティリティ 「1日/147.5pips」
ちなみに5月は為替介入で大きく動いたドル円平均でも「1日/120.1pips」です。
上位はマイナー通貨が絡む通貨ペアですので、メジャー通貨同士のペアでここまで動くのはポンド円だけです。
よってメジャー通貨同士のペアとしては1日に動く幅がトップクラスに大きいのがポンド円の特徴といえます。
2.欧州時間から大きく動きやすい
1.でお伝えしたボラティリティですが、『大きく動く時間』にも特徴があります。
それはFXで一番取引高が大きくなる「欧州時間」です。
一般的な欧州時間とは
夏時間16:00-21:00(24:00)
冬時間17:00-22:00(25:00)
※上記のカッコはニューヨーク時間と重複している時間です。
上の図は2024年6月17日の欧州時間切り抜きです。
1日の平均ボラティリティの半分以上を上記3時間で消化しています。
東京時間の安値を大きく超えてから上昇、当日の高値を狙いに行く動きでした。
「欧州時間の序盤」は1日の中で『もっとも激しく動く時間帯』と認識していいでしょう。
3.日本円やポンド絡みの他通貨ペアと揃って動くことがある
大きく動く場面がわかると、トレード指針として「動く方向」を知りたいですよね。
そんな時は「特徴3のポンド系通貨ペアと揃って動くことがある」を意識すると良いでしょう。
上記はまた別の日のチャートですが、ポンド円とポンドドルが1時間揃って上昇しています。
このパターンは短期足ではよく見る光景で、日に何回も出現することが多いです。
上記の上昇についての本質はこうです。
ポンドが米ドルや日本円の影響力よりもさらに強い需要によって買われた
ポンドが買われた理由の答え合わせは出来ませんが、「相手方の違う通貨ペア」にも関わらず『ポンド系チャートが揃って上昇』しているということはそういう事です。
この特徴の応用としては「動きのでる時間」に待ち伏せし、ポンドが揃って動くタイミングでトレードすれば、より効率の良いエントリーが可能になります。
ポンド円の特徴を理解したらポンド円の手法へ
前項では「ポンド円の特徴」について下記の3つをお伝えしました。
1.ボラティリティが大きい
2.欧州時間から大きく動きやすい
3.日本円やポンド絡みの他通貨ペアと揃って動くことがある
ここからは上記の特徴を理解したうえで取引に活かすにはどうしたらよいか?
以下の2つが重要になります。
・ポンド円の動くタイミングを掴む
・ポンドの相関を意識して方向性を掴む
もう少し深ぼっていきます。
ポンド円の動くタイミングを掴むとは?
上記の「特徴」でお伝えした通り、ポンド円が『動きやすいのは欧州時間以降』です。
夏時間であれば16時からスタートダッシュを決めるべく15時から監視します。
冬時間であれば1時間遅らせて16時から監視スタートで17時から本番といった感じです。
上記の図では15時台が一番大きく動いていますが、たいていは16時台以降のパターンが多いです。
「ポンドの本当の動きを見定める」には次の項の『ポンドの相関を意識する』が重要です。
ポンドの相関を意識して方向性を掴む
上記のチャートでは「ポンド円とポンドドルが相関」しています。
例えば1つ簡単な手法として挙げてみます。
ポンド円の簡単な手法
ポンドが動く時間にポンド円とポンドドルが揃って動き始めたことを確認
エントリはーは3本の移動平均線(赤・黄・青)全てを上抜けたらロングする
損切は上抜けたローソク足が再度、移動平均線(赤・黄・青)のいずれかを下抜けして終 値確定したとき
利益確定にていては上昇中は保有を続けて、終値でどちらかの通貨ペアが移動平均線(赤・黄・青)のいずれかを下抜けしたとき
上記の手法であれば「損は小さく、利は大きく伸ばす」ことが可能です。
思い付きなので検証が必要ですけどね。
ここで重要なのは明確な方向性(トレンド)の認識です。
方向性(トレンド)が間違っていなければ売り買いのルールはいくらでも作れます。
この辺りまでが「ポンド円の手法構築の基礎」となります 。
もう少し手っ取り早く検証済みのロジックを求める方はこちらをどうぞ。
それでは今回は以上となります。
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