ユーロポンドの特徴【重要】難しいFX通貨ペアの本当の使い道

ユーロポンド,特徴
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本記事ではユーロポンドの特徴について書いてみました。

うまくユーロポンドで勝てない方や難しいと感じる方に見て頂けたらと思います。

なにしろユーロポンドを私は一切取引しません。しかし、必ずチャートは表示して監視しています。

ユーロポンドの特徴を加味して、どのようなトレードの立ち回りに活かせるのか、実体験を元に深ぼっていきます。

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目次

【基本】ユーロポンドの特徴

ユーロポンドは欧州通貨のユーロvs英ポンドの通貨ペアです。

日本人トレーダーには馴染みが薄く、FX取引されている方も少ないのではないでしょうか。

先に結論の「ユーロポンドの特徴」をピックアップします。

かなり個人的な視点なので異論あるかもです。

①夏時間16時、冬時間17時の欧州時間から動きが出やすい

②長期足は2016年(イギリスのEU離脱が決まった)から2023年現在まで大きなレンジ

③監視銘柄と捉える日本人トレーダーが多い(取引の旨みはないと割り切る)

先に結論からお伝えしましたが、ユーロポンドは「長いレンジの最中」で親近感の薄い欧州通貨同士のペア。

取引の必要に迫られない限り(イギリスの欧州離脱時のような明確なトレンド発生時)は触る気が起きません。

ただし、日本人にも馴染みがあるユーロ円やポンド円を取引する時にユーロポンドは監視通貨として使えます。

なぜならどちらも比較的情報が入りやすい日本円が絡む通貨ペアで大きな動きはポンド円もユーロ円も揃いやすいからです。

例えば今後、『日銀の異次元緩和』が終わり、日本円絡み(クロス円)が揃って下落トレンド(円高)になった場合はどうしますか?

売りを仕掛けるとして、ユーロとポンドどちらが有利になるかの判別をしたいですよね。

そういった分析にもってこいなのがユーロポンドです。

上記で挙げた『ユーロポンドの特徴』を加味した監視通貨としての見方をふかぼっていきたいと思います。

ユーロポンドの特徴①監視通貨として使える時間帯

上記の結論でも述べましたが、欧州時間以降でないと取引する人が少ないため監視銘柄としての信用性に欠けます。

ですので、ユーロ円やポンド円が日本時間に「日本円主導で動いている場面があるからと言ってユーロポンドを参考にするのは危険」です。

具体的には日本時間の以下の時間帯が監視銘柄としてのユーロポンドの信頼おける時間です。

【16時(冬17時)〜24時】

ユーロポンドの特徴②基本レンジだと考える

こちらも結論で述べた通り、2023年12月現在『月足の大きな動き』はありません。

基本的にレンジと考えて「長く保有するトレードの参考にはしない」ほうが吉です。

月足レンジ_ユーロポンド
イギリスのEU離脱騒動後は大きなレンジのユーロポンド

ユーロポンドの特徴③監視銘柄としての使い方具体例

まず『ユーロポンド監視』を使ったトレードになるので、取引する銘柄は関連する下記の銘柄にします。

1.対象銘柄

  • ユーロ円
  • ユーロドル
  • ポンド円
  • ポンドドル

ユーロポンドでわかるのは、「ユーロとポンドのどちらを選べばより有利なトレードができるか?」ということです。

そこでユーロポンドを見て「何をどうするのか?」を下記の2と3で挙げました。

これは銘柄推奨ではなくトレード検討の考察に過ぎません。

2.ユーロポンドで「ユーロが上昇」していたら

トレード検討する銘柄

  • ユーロ円の買い
  • ユーロドルの買い
  • ポンド円の売り
  • ポンドドルの売り

理由として、ユーロポンドが上昇していたら、ユーロ買われやすい状態かポンドが売られやすい状態と判断できます。

ただしクロス円(ユーロ円など)とドルストレート(ユーロドルなど)どちらが有利なのかまではわからない。

※ユーロとポンド「どちらも買われやすい・売られやすい」という状況もあり、その際はより強い方に流されます。

3.ユーロポンドで「ユーロが下降」していたら

トレード検討する銘柄

  • ユーロ円の売り
  • ユーロドルの売り
  • ポンド円の買い
  • ポンドドルの買い

理由としてユーロポンドが下降している場合、ユーロが売られやすい状態かポンドが買われやすい状態だと判断できます。

ただし、クロス円(ユーロ円など)とドルストレート(ユーロドルなど)どちらが有利なのかまではわからない。

※ユーロとポンド「どちらも買われやすい・売られやすい」という状況もあり、その際はより強い方に流されます。

【応用実戦】監視にドル円も加えるとさらに通貨ペアを絞れる

ドル円・ユーロポンドを監視

上記の、>>ただし、クロス円(ユーロ円など)とドルストレート(ユーロドルなど)どちらが有利かまではわからない。の答え合わせに繋がるのが『ドル円』です。

ドル円の向きによって、米ドルと日本円どちらが有利か判断できます。

判断フローを下記に画像付きで設けました。

①ユーロポンドが下降

ユーロポンド5分足
みどり君

直近ユーロポンドが下降していたら、ユーロが売られやすいか、ポンドが買われやすいかもしれないな。
同じユーロ系統のユーロ円とユーロドルのチャートが下降していたら「売り」、ポンド系統が上昇していたら買いを検討しよう。

②ユーロ円上昇とユーロドルが下落

青線は同時刻のユーロ円_ユーロドル_
ユーロポンド
みどり君

あれれ、ユーロ円とユーロドルは「あべこべ」だ。
ポンド上昇も揃ってはいないかもな・・
何もできないのか?

③ドル円を見て決めよう

6通貨強弱ペアチャート_2023-12-16_18-5-29_No-00
青線は同時刻_
6通貨ペアチャート

ユーロポンドで判断に迷ったらドル円を見る。

ドル円が上昇していて「ドル」が買われやすい

ユーロ円もポンド円も上がっているから、売られやすいのは「日本円」だ

ユーロポンドの強いほうである「ポンドを買って」、弱い「日本円を売る」取引がベスト

『ポンド円の買い』に決まり!(クロス円を買えば負けない)

コレをぱっと見で判断できるようになるには半年くらい相場を見て慣れる必要があるでしょう。

とはいえ、慣れると短期の方向性が手に取るように判り、潮目が変わった思えば即逃げることも可能になります。

マスターFX

実はこのタイミングでポンド円を買っても負けにくいですが、上記の中で一番強い通貨は「米ドル」です。
すなわち短期的には「ドル円を買うことがベストな選択」と言えます。
(多分指標による上昇だと思いますが、ドル円は10分で80pips上昇しています)

【まとめ】ユーロポンドの特徴を駆使してトレードを有利に進めよう

復習ユーロポンドの特徴

①欧州時間から動きが出やすい

②2023年現在は大きなレンジ

③FX取引の旨みはないので監視銘柄とする

行動の仕方

・ユーロポンドは「欧州系通貨ペア」の監視通貨として使う

・ユーロポンドを監視するとユーロとポンドのどちらが有利か判る

・ドル円も取り入れると更に細かい分析ができる

更に詳しいユーロポンドの使い方や通貨強弱を勉強したい方はコチラを覗いてみるといいと思います。

ポンドについては以下の記事も参考にどうぞ。

それでは本日は以上です。

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