本記事はFXを本気で勉強するための本を探している方に向けた内容です。
僕はこの本を4回ほど読み直しました。
湯船につかって読んだりしていたので、控えめに言ってボロボロです。
「本気で」という言葉には語弊があるかもしれませんが、この本は場当たり的なテクニカル手法やファンダメンタルズよりも重要なことが網羅されています。
まさしくトレードの概念を記した良書なので紹介します。
ちなみに僕自身がブログを書いている理由もこの本の中にあります。
それはこの一文です。
「他人が自分を超えていく手助けをすることによってトレーダーとしての成長が飛躍的に早まる。」
「知識のレベルに関わらず教えることである。」
僕は自分のFXトレードを更に成長させたいからこのブログで発信しています。
FXを本気で勉強する為の本『デイトレード』
オリバーベレスの『デイトレード』は、FXのトレーダーが本気で勉強をする際におすすめする名著です。
結論的なところを言うと、「チャートの向こう側の人が考えていることを理解し、真実を映し出すチャートに沿って取引しなければならない」というテクニカルよりの話です。
とはいえ、個別手法に関してはほぼ触れておらず全てのトレードに通じる概念を学べると言った感じです。
本書の一般的評価についてはAmazonの口コミをみると言うまでもなく良書と言えます。一応、株式トレードの本なのですがトレードという大枠で学びある一冊です。
初心者から上級者まで、理解しやすい内容で、「意味のない情報を極力排除」しています。
トレードに本気で取り組む方にとって、まさに必読といえます。
内容について以下で深ぼっていきます。
デイトレードってどんな本?
もう少し詳しくお伝えすると、『デイトレード』はオリバーベレスの洞察力に満ちた言葉で、トレーダーに『重要な思考力』を与えてくれます。
個人的感想として、この本を読んだ後に感じたのはFXがうまくいかなかった原因の特定や、誰かに聞こうにも表現の難しかったモヤモヤが晴れるような感覚でした。
トレードに熱中していると忘れがちですが、自分の今やっている取引には必ず『相手方』がいるということ。
自分が『買いしかないだろう』と思った場所で売っている人がいるのです。だから自分は買いたい量のポジションを持つことが出来ているという事実。
そして以下の引用における2番目の項目にある通り、相場には明確な方向性が出る瞬間がある。つまり愚かな判断をした人たちが「損切りさせられるタイミング」です。
トレードに対して正しい思考力を持てれば、明確な方向性が出たタイミングが1番リスクリワードが良い場所だと理解できます。
本書で学べるのはそういった『有利な取引をするための大前提のところ』です。
・「正しいトレーディングとは正しい思考の結果である」
・「チャートには買い手と売り手の力関係が変化した瞬間を特定できるパターンがある」
・「トレーダーは多くの損失を経験した結果、熟練の域に達する」
もう少し詳しく紹介すると下記のような感じです。
正しいトレーディングとは正しい思考の結果
チャートには買い手と売り手の力関係が変化した瞬間を特定できるパターンがある
トレーダーは多くの損失を経験した結果、熟練の域に達する
4回読み直したデイトレードにはワケがある
更に本書ではトレードにおける「バンドワゴン効果」や損切りの重要性も具体的に書かれており、『成功の秘訣が損失の中にある』といった洞察を詳しく取り入れ、読者にトレードの真髄を伝えています。
この辺りはFXをある程度経験した後だと尚更「腑に落ちる」感じがありました。結局、自分の経験で理解したこと以外は実践できないということかもしれません。
『成功の秘訣は損失の中にあり』とされる部分では、「損失をどう生かすか」についても詳しく言及されているのですぐ実戦で活かせると思います。
とはいえ先にもお伝えした通りデイトレードは「株式トレード」が題材なのでそこはFXに置き換えて読んでみてください。
株もFXも「モニターの向こうにいる人と取引している」という点で考え方は同じはずです。
またアメリカ特有の宗教的な感じの言い回しも出てくるのでその辺も日本の著書と少し違います。
そのあたりも含めて興味がある方はどうぞ。
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