2024年、円買いの波が訪れた場合、ポンド円は『やばい下落が来るのでは?』という視点の記事です。
今回の内容はポンド円以外にも応用することができ、以下の点で有利に立ち回れる可能性があります。
・テクニカル的な転換点
・ファンダメンタル的な転換点
・エントリータイミング
思えば、ポンド円は2020年の3月から月足レベルで「ずっと上昇トレンド」にあります。
前回2015年の高値¥193.5までもう少しで届きそうです。
2024年、日本円も長く続く金融緩和から「利上げ」へ舵を切りそうです。
そうなると日本円は買われやすくなる。
本記事では「やばい下落」が来そうなポンド円の高値¥193.5付近におけるトレードシナリオを考えてみました。
ポンド円は「やばい下落」シナリオの対策
ポンド円が2015年の高値¥193.5円を上抜けて、上昇を続けるか、¥193.5円手前で失速するかは分かりません。
また来たとしても、いつ下落が来るのかわからないため事前の準備が重要です。
1時間足や4時間足など、デイトレレベルで考えると、月足の前回高値193.5円辺りは多くの注文が集まっていることが予想されます。
反転に乗れれば月足レベルでは500~600pips、1時間足や4時間足などデイトレレベルではもっとリスクを抑えて反発下落を取れるのではないかと考えています。
本記事ではその辺りを3つに分けて深ぼっていきます。
¥193.5円に到達し反発下落した場合のプラン
¥193.5円を上抜けた場合のプラン
¥193.5円の手前で失速した場合のプラン
1.やばい下落が期待できるシナリオ
反転に乗れればヤバイ下落がとれそうで、月足レベルでは少なく見積もっても500~600pipsは狙えそうです。
ただし、トレンドの転換になるかはいくつかポイントがあります。
以下はすぐにわかるポイントです。
1.日本の政策金利が「利上げ」となる
2.ドル円やユーロ円など「クロス円が反転下落」を始める
1も2も「円高」になり始めていることを示唆するポイントです。
ポンド円だけでみると『ポンドが売られて円が買われやすくなる』です。
テクニカル的な月足の高値抵抗線反発と、ファンダメンタル的な「円高」が見て取れれば保有期間も長めにすることができるので『ポンド円売りで大きく取れる』場面となるでしょう。
2.上昇トレンド継続シナリオ
つまりポンド円の上昇トレンド継続ですね。
あまり面白くないパターンで日本の利上げが燻っていたり、ドル円やユーロ円も上昇を続けていることが条件です。
このシナリオは「円安継続」ですので売れません。
とはいえ相場の意識されるポイントでは政治的にも何か起こることが多く、上抜けしたと思っても月足レベルの上ヒゲになり、反転下落の可能性も考慮します。
買うにしても高値買いを警戒しながらになりロングは長く持てないでしょう。
3.触らず静観シナリオ
届かず下げたと思いきや、大きな動きで予想レートの¥193.5までぶち上げる可能性もあるため注意が必要です。
この状態は売りでも買いでもないところです。
売りから入った場合、前回高値が近くにある分だけ損切りしにくくなるからです。
逆に買いで入った場合、下落中の買いにもかかわらず上昇が見込めるのは¥193.5までですので、リスクと天秤にかける利益が合わないので危険です。
スキャルピングなど短期保有ルールであれば話は別ですが。
スキャルピングについて詳しくは下記の記事をどうぞ!
◾️ポンド円の短期決戦
【まとめ】ポンド円のやばい下落対応
本記事のまとめ
・ポンド円の¥193.5を大きな抵抗線として見る
・デイトレレベルでは下記のトレードシナリオを組み立てる
1.反発したら売り目線
2.上抜けたら買い目線
3.到達しないうちは静観
反発下落して「トレンド反転」(クロス円下げや円高など)を見てとれたら長めのスパンで保有検討する。
月足の転換なら少し参入が遅くても大丈夫だったりする。
トレンドが固まる要因がない場面(クロス円下げや円高など要因がない)ではスキャルピングなどで短期保有を心がける。
それでは今回は以上です。
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