ボラティリティおばけ通貨の「ポンド円」急騰急落に注意し、どのようにトレード対象として取り扱うべきかを書いてみました。
2024年現在、円安トレンドによりクロス円は軒並み上昇トレンドにありますが、日銀の円買い介入の際のポンド円の急落、その後の再急騰の上下幅はとんでもないモノです。
為替介入時には『900pips急落』、急騰急落を絵に描いたようなチャートです。
では、このようなボラティリティおばけとも言えるポンド円をどのようにトレードすれば良いのでしょうか?
急騰急落するポンド円の扱い方
急騰急落しやすいポンド円の扱い方について、以下2つが結論です。
ポンド円の値動きが激しい理由については下記のリンク記事をご覧ください
- クロス円が揃って動いている時だけトレードする
- ポンドドルと揃っている時だけトレードする
上記二つを推奨する理由は「主体となって動いている通貨を見極めることが容易である」ということです。
それぞれ解説します。
1.ポンド円トレードはクロス円が揃っている時だけにする
急騰急落しやすいポンド円の扱い方その1は「クロス円が揃っている時だけトレードする」です。
これは主体となっている通貨が「日本円」です。
日本円が主体となっているからこそ、日本円絡みのクロス円通貨ペアが同じ動きをします。
例えば2024年現在のように『円安』状況の時は、クロス円通貨ペアは上昇トレンドになりやすいわけです。
日本円は売られて、通貨ペアの相手方が変われやすくなる。
だからポンド円の方向性は「ロング目線」と固定しやすく、損切りも容易にでき、利を伸ばす決断もしやすくなります。
逆に、今後『円高』状況となれば、クロス円は揃って下降トレンドとなる可能性もあるので、その際は「目線は下」で固定しやすくなるわけです。
具体的なトレード手法については下記の2つの記事をご覧ください。
2.ポンド円トレードはポンドドルと揃っている時だけにする
急騰急落しやすいポンド円の扱い方その1は「ポンドドルと揃っている時だけトレードする」です。
これはポンドが主体となっている場面だけ取引を検討するということです。
つまりポンドが買われやすい、もしくは売られやすいという状況が複数の通貨ペアで一致していれば方向性を判断できるということです。
特に主要4通貨の3つが絡む、ポンド円とポンドドルを見ることによって『ポンドの影響力』を測ることができます。
急騰急落しやすいポンド円の明確な判断基準を設けることにより、損切りや利益を伸ばすトレードがしやすくなります。
こちらもトレードのやり方は下記の記事で紹介しています。
【まとめ】ボラティリティおばけポンド円の急騰急落に惑わされるな!
本文まとめ
激しいボラティリティのポンド円について、トレードの判断軸となる2つの項目を紹介しました。
・クロス円(ドル円・ユーロ円・ポンド円)
・ポンド系(ポンド円・ポンドドル)
長い時間軸での方向性は合っていても、上下幅が大きいポンド円はレバレッジやロットの管理を誤ると「切らされてしまう」ことも多々あります。
ポンド円をメインで戦うとなれば、上記の項目を加味して、『短期で勝負』するか、それとも『資金管理で耐えられる上下幅を広げる』かを検討する必要があります。
ちなみにポンド円急落のシナリオも随分前に書いたんですが、2015年の高値を超えてしまったので一旦頭をリセットして考えないとと思っています。
興味がある方は以下の記事もどうぞ。
それでは今回は以上となります。
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