FXでポンド系通貨を触っているけど動きが難しくて勝ちにくい、または触ったことがない。
そんな方に向けて簡単な場面を3つ紹介します。
「わかりやすい場面を知る」ことによるメリットは毎日チャンスと言える場面を目にすることができるようになることです。
FXでポンド系は難しい?→簡単な場面3選紹介
そもそもポンド系が難しいのは「値動きが荒い」と感じるからです。
レバレッジポジションでは上下の大きな揺さぶりには耐えられないため、「想定した方向に向かったのに、思惑方向手前の揺さぶりで損切りしちゃった」などの悲しいシチュエーションによく合います。
実際ポンド円の2023年9月末から1週間の1日平均ボラティリティ(上下幅)はこのくらいあります。
ポンド円 1日/137pips
例えば上記のボラティリティに1ロットで耐えることを想定すると下記の通りです。
1ロット(10万通貨)×137pips
=13万7千円
参考元サイト:ボラチェッカーhttps://volachecker.com/GBPJPY
13万7千円の揺さぶりを視野に入れて中長期でポジションを保有するのは僕には厳しいです。
そこで本記事で紹介するのは、損切りは10pips前後で利益10〜20pipsを取りに行くようなトレードです。
取引銘柄は「ポンド円とポンドドル」のみです。
先に結論からお伝えすると下記の通りです。
ポンド系の簡単な場面3選
①ポンド円とポンドドルが揃って動いている間にエントリーから決済まで行う(相関)
②ドル円とポンド円が揃って動いている間にエントリーから決済まで行う(相関)
③ドル円とポンドドルが反対の動きをしている間にエントリーから決済まで行う(逆相関)
※相関・逆相関については「揃った動き=相関」とし「真逆の動き=逆相関」とします
【場面①】ポンド相関トレード
簡単に説明するとポンド円とポンドドルが揃って動いている時に流れに乗るトレードです。
理屈としては「ポンド円・ポンドドル」が揃って動いている時、世界中の相場参加者が『ポンド買い』または『ポンド売り』に傾いていてポンドの方向性が出ていると見ることができます。
とはいえ、そこからトレンドになるかはわからないため勢いがついているうちに『ポンド円・ポンドドル』のエントリーから決済まで行うということです。
詳しいトレード手法については下記の記事『ポンド円スキャル②』で紹介しています。
【場面②】クロス円相関トレード
これは「ドル円」「ユーロ円」「ポンド円」が揃って動いている時に流れに乗るトレードです。
ここではポンドドルとポンド円は微妙に違った動きをしていますのでポンド円を取引します。
理屈として「ドル円」「ユーロ円」「ポンド円」が揃って動いている時には、世界中の相場参加者が『円買い』または『円売り』に傾いていて日本円に関連する銘柄が同じ方向に動きます。
こちらもトレンドに繋がるかどうかはわからないため、円シリーズ(クロス円)の流れに乗って勢いがついているうちに『ポンド円』のエントリーから決済まで行うということです。
詳細については上記で紹介した関連記事ポンド円のFX手法2選の『ポンド円スキャル①』や、下記のドル円とクロス円相関トレード記事も参考にどうぞ。
【場面③】ポンド逆相関トレード
これは「ドル円」と「ポンドドル」が真逆の動きをしている時に流れ乗るトレードです。
エントリーに関してはテクニカル分析に基づいて行います。
勢いに乗る時はブレイクエントリーとなる場面が多いかと思います。
ブレイクエントリーのポイント
・直近の高値や安値を越えたらエントリー
・損切目安はブレイク値を終値で割ってしまったとき
・利益確定の目安は前回の高値もみ合い付近(抵抗線)
・ブレイク後に伸びやすい欧州時間やNY時間にトレードする(日本時間16:00-24:00)
・長期トレンドにつながることは少ないので確実に利食う
【まとめ】ポンドの難しい場面を回避しFXトレードを簡単にしよう
【まとめ】ポンドの簡単な場面は3つ
①「ポンド円」「ポンドドル」が揃って動いている時
②「ドル円」「ユーロ円」「ポンド円」が揃って動いている時
③「ドル円」「ポンドドル」が真逆の動きをしている時
上記の①②③の状態を相関・逆相関という。
相関・逆相関が起きている時は対象銘柄に勢いがつきやすい。
トレード指針
①ではポンド円とポンドドルを取引銘柄とする
②ではポンド円を取引銘柄とする
③ではポンドドルを取引銘柄とする
相関・逆相関で勢いがついている時は【レンジ・直近高値・直近安値】のブレイク狙いが有効。
相関関係を使った短期デイトレについてもっと詳しく勉強したい方はこちらがおすすめです。
それでは本日は以上となります。
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