ポンドドルの特徴を把握しておくと、該当銘柄のFXトレードにおいて有利な取引が可能になります。
そんなポンドドルについて、3つの特徴と、特徴に合わせた取引の仕方について書きます。
本記事ではポンドドルで勝てない方や値動きが怖いと感じる方、ポンド円とどっちを取引したらいいのか迷っている方に一つの解決法を提案できると思います。
ポンドドルの3つの特徴
まずFXトレードにおけるポンドドルの3つの特徴として下記が挙げられます。
①ボラがある
②メジャー通貨同士で流動性がある
③ポンド系はスプレッドは広め
以下では3つの特徴について解説と優位に立ち回るための方法について深掘ります。
ポンドドルの特徴①ボラがある
ポンドドルは主要通貨ペアの中でも比較的ボラティリティ(上下の値動き)がある通貨ペアです。
下記のサイトでは口座開設しなくてもボラティリティをチェックすることが出来るので気になる方は参考にどうぞ。
参考元サイト:OANDA証券
ポンドドルの特徴②流動性がある
値動きの激しい通貨ペアにありがちなのが流動性が薄いということです。
流動性が薄いと大きなポジションが入ることにより振り回されたり、テクニカル分析が当てはまらないといったことが起こり得ます。
ポンドドルの良いところは世界で3番目に取引のある通貨ペアのため『流動性がある』ということです。
取引する人が多ければ、大きなポジションも相殺されやすく、統計を元にしたテクニカル分析も当てはめやすいと言えます。
ポンドドルの特徴③スプレッドが広い
「スプレッドが広い」これはデメリットと言える特徴です。
海外FX大手のXMでポンドドルの平均スプレッドをドル円と比較して見ると下記のような感じです。
XMスタンダード口座 | 平均スプレッド |
ポンドドル | 2.3pips |
ドル円 | 1.6pips |
スプレッドが大きいとエントリー時点でマイナススタートの幅が大きくなるので短期では不利な勝負を強いられます。
また長期的にトレードをしていくことを考えると、毎回コストが大きくかかるので考えものです。
ちなみにスプレッド(コスト)の解決方法は単純にスプレッドの狭い取引所を使うことです。
海外FXではスプレッドは広い傾向にあり、国内FXではスプレッドが狭い傾向にあります。
しかし、レバレッジは逆に海外は高く、国内は最大レバレッジ25倍です。
海外FXでやる場合の解決法として、ポンド系のスプレッドが狭いのは『アキシオリー』です。
私もメイン口座として利用しています。
また海外FX限定になりますが取引スプレッドのキャッシュバックに登録してコスト軽減を図るというのも手です。
ポンドドルの特徴を加味した15pips獲得短期トレード手法
ボラがあって流動性もあるとなれば、勘のいい方ならお気付きかもしれませんがスキャルピングを始めとした短期トレードにピッタリです。
なぜならFXは差益を狙うゲームですから、値幅が出やすい(ボラティリティがある)通貨ペアはツボにハマれば短時間でも値幅が取りやすくなります。
そして短時間だからこそ大きなロットで資金効率を上げるやり方もしやすい(相場に自分の資金を晒す時間が短い)のでハイレバにもピッタリです。
問題はボラティリティはあるけど流動性が薄い場合です。
なぜなら、取引している人が少ないと「テクニカル分析とはかけ離れた値動き」に翻弄される可能性が大だからです。
その点、ポンドドルは世界で3番目に取引の多い通貨ペアですので安心です。
とはいえ、日本時間の午前中は欧州勢やNY勢が寝ている時間で値動きが少ないため取引は避けるべきです。
ポンドドルを取引しやすい時間
日本時間16:00~24:00
ここからはポンドドルの取引手法についてです。
下記では短期でポンドドルを取引する人に向けた方法を2つ紹介します。
両手法ともボラティリティのあるポンドなら、多少出遅れても15pipsを狙うのは難しくないやり方です。
ポンドドルとドル円の逆相関手法
ポンドドルとドル円の逆相関手法とは、ポンドドルとドル円が逆方向の動きをしている時にポンドドルの順張りで流れに乗る手法です。
またドル円とポンドドルが逆相関のときに、ユーロドルもポンドドルと同じ方向に動いていたらチャンス大です。
上記の画像でいうと「米ドルが売られやすい環境」のドル円は下降している。
「ユーロとポンドの買い対し、米ドルは売られ気味なので抵抗が少なくなくポンドドルとユーロドルチャートは上昇できている」と言い換えることができるからです。
ちなみに上記画像の値幅は3銘柄とも2時間で50pips前後あるので、少し遅れてエントリーしてもタイトルにある15pips獲得は難しくないでしょう。
エントリータイミングについては「テクニカル分析」の記事も参考にしてみてください。
ポンド円とポンドドルの相関手法
記事の冒頭で少し触れましたが、ポンド円とポンドドルのどちらを取引したら良いか迷っている方に朗報です。
上記が画像のようにポンドが強い相関状況にある時はポンド円も同時エントリーできるチャンスです。
なぜならポンド円とポンドドルの相関手法とは、ポンドが世界的に買われやすく(売られやすく)なっている時に順張りで流れに乗る手法だからです。
ポンド円とポンドドルが同じ方向に動いている時、ポンドドルとユーロドルも同じ方向に動いていたらポンドドルの順張りチャンス大(ポンド円ではないので注意)となります。
なぜなら、ポンド単体は買われやすい(または売られやすい)環境であり、ユーロドルとポンドドルが同じ方向に向かっているということは米ドルの影響が少ない状況と読むことができるからです。
短期でポンドが揃って買われている(売られている)場合、ボラティリティのあるポンド系の通貨ペアは15pipsほどなら値幅を抜きやすいのでかなりの勝率が期待できます。
エントリーについては下記の記事「ポンド円スキャル②」の項目も参考にしてみてください。
上記の動きが出やすい時間帯なども掲載しているので無駄なエントリーも減らせます。
【まとめ】ポンドドルの特徴と有効なトレード方法
本文のまとめ
ポンドドルの特徴は下記の3つです。
①ボラがある
②メジャー通貨同士で流動性がある
③ポンド系はスプレッドは広め
ポンドドルの特徴に基づいた対策
・短期トレード
・ポンド系通貨が揃って動くときを狙う
・スプレッドの広さはレバレッジとの兼ね合いで国内FX、海外 FXなど取引所で判断
(海外FXでポンド系ならアキシオリーがおすすめ)
短期トレードで15pips獲得の指針
・ポンド円と揃って動いている時(ポンド相関)に順方向のエントリー
・ドル円と真逆動きの時(ドル逆相関)にポンドドルの順方向エントリー
・上記2点は短期トレード指針のため長く持たない
もっと体系的にポンドを極めたい方はこちらをどうぞ。
それでは本日は以上です。
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